EPA介護福祉士候補者とは?受け入れの仕組み・特定技能との違い・インドネシア人材の実像【2026】
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EPA介護福祉士候補者とは?受け入れの仕組み・特定技能との違い・インドネシア人材の実像【2026】

結論|3行で理解する

EPA介護福祉士候補者は政府間協定にもとづく質の高い受け入れ制度ですが、募集は年1回・受け入れは1カ国あたり年間最大300名の狭き門です。

施設側にも「常勤介護職員の4割以上が介護福祉士」などの高い要件があり、就労開始まで約1年半〜2年かかります。多くの介護事業者にとっての現実的な選択肢は、特定技能で採用し、働きながら介護福祉士の国家資格取得を支援する道です。本記事では、EPAの仕組み・費用・実際のデータと、特定技能との違いを、JICWELS(国際厚生事業団)・厚生労働省の一次情報をもとに解説します。

EPA介護福祉士候補者とは?制度の仕組みをやさしく解説

EPA介護福祉士候補者とは、経済連携協定(EPA:Economic Partnership Agreement)にもとづいて来日し、日本の介護施設で働きながら介護福祉士の国家資格取得を目指す外国人材のことです。対象国はインドネシア・フィリピン・ベトナムの3カ国で、インドネシアからの受け入れは2008年度に始まった、外国人介護人材の受け入れとしては日本で最も歴史の長い枠組みです(出典:厚生労働省「インドネシア、フィリピン及びベトナムからの外国人看護師・介護福祉士候補者の受入れについて」)。

重要なのは、この制度が「介護の人手不足対策」ではなく「経済連携の強化」を目的とした政府間の枠組みだという点です。送り出しは相手国政府、受け入れの調整は日本で唯一の受入調整機関である公益社団法人 国際厚生事業団(JICWELS)が一元的に行い、民間の職業紹介会社や派遣会社を通じた受け入れは一切できません(出典:JICWELS「EPA制度の概要」)。

項目 EPA介護福祉士候補者の基本枠組み
対象国と開始年度インドネシア(2008年度〜)・フィリピン(2009年度〜)・ベトナム(2014年度〜)
在留資格「特定活動」(EPA)。介護福祉士の国家資格を取得すれば在留期間の更新回数に制限なし
滞在期間(候補者)原則4年間(一定の条件を満たせば5年目も可)。この間に国家試験合格を目指す
学歴要件(インドネシア)看護学校(3年以上)卒業、または高等教育機関(3年以上)卒業+インドネシア政府による介護士認定
日本語能力インドネシア・フィリピンは入国時N4程度以上→訪日前後計約1年の研修を経て就労時N3程度。ベトナムはN3以上で入国
転職原則不可(マッチングした受入施設で4年間就労・研修)
家族帯同候補者の間は不可。介護福祉士の資格取得後は配偶者・子の帯同が可能に

出典:JICWELS「2027年度来日 EPAに基づく受入れ説明会資料」(2026年3月5日)(2026年7月時点)

リウス

リウス(インドネシア出身・ジンザイネシア)

💡 かんたんに言うと、EPAは「国と国の約束」で来日する仕組みです。私の母国インドネシアでは、EPA候補者は看護学校を出た人など学歴の高い人が多く、「日本で国家資格を取る」という強い目標を持って来日します。だから現場での学ぶ姿勢も真剣な人が多いんです。

候補者は来日後、訪日後日本語研修(インドネシア・フィリピンは6か月)と介護導入研修を受けたうえで受入施設に入職し、介護業務に従事しながら国家試験合格に向けた研修を積みます。雇用契約は受入施設との直接雇用で、「日本人が従事する場合と同等額以上の報酬」の支払いと社会保険・労働保険の適用が義務付けられ、試用期間を設けることもできません。外国人介護人材の受け入れ全体の枠組み(4つのルート)については、介護×インドネシア人材の完全ガイドで詳しく整理しています。

受け入れの流れと年間スケジュール|募集は年1回・逆算が命

EPA受け入れの最大の特徴は、募集が年1回しかないことです。JICWELSへの求人登録申請の受付期間を逃すと、次のチャンスは1年後になります。2027年度受け入れ(2027年6月来日組)の求人登録申請は2026年3月5日〜4月8日で受付が行われました。毎年ほぼ同時期(3月〜4月)に翌年度分の受付が行われるため、検討するなら年明けには社内の意思決定を済ませておく必要があります(出典:JICWELS「EPA介護福祉士候補者 受入れについて」)。

インドネシア人候補者の受け入れタイムライン(2027年度受け入れの例)

2026年3〜4月
求人登録申請
8月下旬〜11月
現地面談・マッチング・雇用契約
11月下旬〜翌年6月
訪日前6か月日本語研修→来日
2027年6月〜12月
訪日後6か月研修→12月中旬 就労開始

← 求人登録から就労開始まで約1年9か月。就労開始日から逆算して動く →

時期(インドネシア) やること ねらい・ポイント
2026年3月上旬〜4月上旬①JICWELSのEPA統合システムで求人登録申請 ②研修計画書・同等報酬確認書類等の提出締切厳守(2027年度はオンライン4月8日17時30分)。書類不備は受理されない
2026年8月下旬①ジャカルタでの現地合同説明会・候補者との直接面談(参加は任意)候補者は施設を最大10、施設は候補者を最大10名選び順位を付けるため、直接会うと相互希望が高まりやすい
2026年9月上旬〜11月中旬①双方の希望順位によるマッチング ②成立後、雇用契約を締結候補者側の希望が集まらない施設はマッチングに参加できない。求人票の内容が選ばれる決め手になる
2026年11月下旬〜2027年6月①候補者が母国で6か月の訪日前日本語研修 ②施設側は住居・受け入れ体制の準備出入国手続きは政府側が実施するため施設の事務負担は小さい
2027年6月中旬〜12月①来日後6か月の日本語・介護導入研修 ②12月中旬頃から施設で就労開始就労開始後は研修計画にもとづき国家試験対策を並走させる
⏰ 逆算のコツ:EPAは「今年採用したい」には間に合いません。求人登録(毎年3〜4月頃)→就労開始は翌年12月頃と、約1年9か月の長期戦です。「1年以内に人手が必要」な施設は、在留申請から数か月で就労開始できる特定技能の受け入れ(完全マニュアル)を軸に検討し、EPAは中長期の人材育成投資として位置づけるのが現実的です。

受入施設の要件|「介護福祉士4割」が最初のハードル

EPA候補者を受け入れられるのは、厚生労働省告示・法務省告示にもとづく要件を満たした施設だけです。「国家資格の取得を目標とした研修」を実施できる体制が前提のため、要件は特定技能よりも明確に高く設定されています。主な要件は次のとおりです。

要件の分類 主な内容
施設の種別・体制介護福祉士養成施設の実習施設と同等の体制が整備されていること。受け入れの中心は定員30名以上の入所施設(特養・老健等。同一敷地内の通所等を含む一体運営の扱いあり)
職員配置介護職員の員数が法令の配置基準を満たすこと。常勤介護職員の4割以上が介護福祉士の資格保有者であること
研修体制国家試験受験に配慮した介護研修計画の作成。研修責任者(原則、介護業務経験5年以上の介護福祉士)と、学習・日本語・生活支援を行う研修支援者の配置
労働契約日本人と同等額以上の報酬・社会保険/労働保険の適用・試用期間を設けないこと。就業規則や賃金台帳等による「同等報酬」の書面確認が必須
生活・帰国の担保宿泊施設(住居)の確保、雇用契約終了時の帰国費用の担保措置
受け入れ人数1施設が1年間に受け入れられるのは原則1カ国につき2名以上5名以下(継続受け入れ等の条件を満たす場合は1名のみも可)

出典:JICWELS 2027年度受入れ説明会資料(平成20年厚生労働省告示第312号等にもとづく)(2026年7月時点)

リウス

リウス

⚠️ 注意してほしいのは、求人申請に書いた労働条件や研修体制を採用後に守らないと「虚偽の求人申請」と判断される場合があることです。その場合、3年間の受け入れ停止と、いま働いている候補者の施設変更の対象になります。「書類さえ通れば」ではなく、実行できる計画を出すことが大前提です。

とくに「常勤介護職員の4割以上が介護福祉士」の要件は、慢性的な人材不足で有資格者比率が上がらない施設にとって最初の関門です。この要件を満たせない場合、EPAという選択肢はそもそも使えません。自施設の人員体制を確認したうえで、満たせない場合は特定技能制度の全体像から検討を始めましょう。

費用の内訳と概算|初期費用は1人あたり約60万円+研修への投資

EPA受け入れの費用は、JICWELSが公式に公表しており透明性が高いのが特徴です。インドネシア人介護福祉士候補者1名を受け入れる場合の初期費用の内訳は次のとおりです(2026年2月時点の参考値・為替により変動)。

支払先・項目 金額(インドネシア人の場合) タイミング
JICWELS|求人申込手数料30,000円(税別)/施設求人申請時
JICWELS|あっせん手数料131,400円(税別)/人マッチング成立後
JICWELS|滞在管理費20,000円(税別)/人・年毎年
送り出し調整機関|手数料等399.5万ルピア(約42,000円)/人受け入れ時
訪日後日本語研修機関|研修の一部負担金約360,000円(税込)/人来日後
初年度合計(目安)約601,540円/人

出典:JICWELS 2027年度受入れ説明会資料(2026年2月時点の参考値)。2名以上の場合、求人申込手数料は1施設分のみ。このほか住居準備費・国家試験対策の教材費等が施設負担で発生。

これに加えて、給与は「日本人と同等額以上」が必須(社会保険・労働保険適用)で、就労開始後は毎年の滞在管理費(2万円/人・年)がかかります。一方で、EPAには公的な研修助成があるのが大きな特徴です。

  • 研修指導経費の助成:候補者1人あたり年間15万円以内(日本語講師の派遣・日本語学校への通学・模擬試験や介護技術講習会への参加費・学習備品の購入費など。都道府県を通じた助成)
  • 喀痰吸引等研修の受講:候補者1人あたり年間7.5万円以内
  • 研修担当者への手当:1施設あたり年間6万円以内

出典:厚生労働省・JICWELS(2025年度実施内容・2026年7月時点。年度により改定あり・申請の根拠にせず最新の実施要綱をご確認ください)

民間の送り出し機関・登録支援機関を経由する特定技能の初期費用(相場60〜80万円程度+月額支援委託費1.5〜3万円)と比べると、EPAの金額水準は同等かやや低めですが、就労開始までの期間が長い点と、国家試験対策への時間投資が必要な点を織り込む必要があります。特定技能介護の費用の全体像は介護の特定技能 費用と受け入れの流れで試算表つきで解説しています。

📊 費用の出典JICWELS|EPA介護福祉士候補者 受入れについて(費用)/特定技能の相場は出入国在留管理庁公表の支援委託費調査(平均約28,386円/月)ほか業界各社公開料金(2026年6月時点)

EPAの実像データ|累計8,809名・最大の送出国はインドネシア

制度開始から2026年3月時点までに、EPA介護福祉士候補者として来日したのは3カ国合計8,809名。国別ではインドネシアが3,781名と最多で、フィリピン3,304名、ベトナム1,724名と続きます。受け入れ実績のある施設は全国で1,281施設にのぼります(出典:JICWELS 2027年度受入れ説明会資料・2026年3月5日)。

指標(介護福祉士候補者) インドネシア フィリピン ベトナム
累計来日者数(2026年3月時点)3,781名(最多)3,304名1,724名
2026年度受け入れ 求職者数451名396名44名
同・施設側の求人数474名270名195名
成約率(施設数ベース)94.9%96.3%32.9%
成約率(求人数ベース)63.3%78.1%21.5%

出典:JICWELS 2027年度受入れ説明会資料(2026年3月時点)。年間の受け入れ上限は各国300名(2024〜2026年度)。

この表から読み取れる実像は2つあります。第一に、インドネシアは候補者の層が厚く、受け入れを希望した施設の94.9%が1名以上の採用に至っていること。第二に、それでも求人数ベースの成約率は63.3%、つまり「5名の求人を出しても3名程度しか採用できない」のが実態で、年間上限300名の枠を施設同士で取り合う構図だということです。マッチングは候補者と施設の相互希望順位で決まるため、給与水準・研修体制・住環境が魅力的でない求人には候補者の希望が集まりません。

国家試験の合格率|「働きながら4年で合格」は簡単ではない

2026年1月実施の第38回介護福祉士国家試験では、EPA候補者の合格者は380名・合格率31.8%でした(全体の合格率は70.1%)。前回の第37回はEPA候補者498名合格・合格率37.9%です(出典:厚生労働省「第38回介護福祉士国家試験合格発表」・2026年3月)。

「全体より低い」と見えますが、母語でない日本語で、漢字を含む専門試験に挑む条件を考えれば、3人に1人が合格している事実はむしろ候補者の学習能力の高さを示す数字です。試験では全ての漢字への振り仮名付記・疾病名等への英語併記・試験時間1.5倍の配慮があり、JICWELSの集合研修・模擬試験・eラーニングなど無料の国試対策支援も整っています。それでも、合否を分ける最大の要因は受入施設側の学習支援体制です。外国人材の介護福祉士国家試験対策の具体的な進め方はインドネシア人材の介護試験対策ガイドで詳しく解説しています。

なお、4年で不合格だった場合も直ちに帰国とは限りません。一定の得点(合格基準の5割以上等)を満たせば滞在を1年延長して再受験でき、さらにEPA介護福祉士候補者として4年間の就労・研修に適切に従事した人は、特定技能1号「介護」へ技能試験・日本語試験免除で移行でき、最長5年間就労を続けられます(出典:厚生労働省「EPA介護福祉士候補者の特定技能1号への移行について」)。

リウス

リウス

💡 私も日本語をゼロから勉強してN1まで来ましたが、働きながらの資格勉強は本当に大変です。合格している人の共通点は「施設が勉強時間を業務として確保してくれること」と「一緒に勉強してくれる先輩がいること」。制度がどれでも、この2つがある職場は合格も定着も強いです。

EPA vs 特定技能 vs 技能実習・育成就労|比較表で違いが一目でわかる

介護分野で外国人材を雇用するルートは、EPAのほかに在留資格「介護」(介護福祉士養成校ルート等)・技能実習(2027年4月から育成就労へ移行)・特定技能があります。採用を検討する経営者・人事責任者の視点で、主要3ルートを比較します。

比較項目 EPA介護福祉士候補者 特定技能1号「介護」 技能実習→育成就労(2027年4月施行)
制度の目的経済連携(国家資格取得を目指す)人手不足分野の即戦力受け入れ人材育成(育成就労は特定技能への育成が目的)
採用の窓口JICWELSのみ(年1回・国別上限300名)民間ルートで通年採用可監理団体(育成就労では監理支援機関)経由
就労開始までの期間求人登録から約1年9か月国内在住者なら約2〜4か月、海外採用でも約6か月〜おおむね6か月〜1年
入国時の日本語力N4程度以上→計約1年の研修でN3程度(インドネシア)N4/JFT-Basic A2相当+介護日本語評価試験育成就労は就労開始までにA1相当以上(JLPT N5等が目安)
施設側の主な要件常勤介護職員の4割以上が介護福祉士・研修責任者配置など高水準介護分野の協議会へ在留申請「前」の入会・支援体制(登録支援機関委託可)受入人数枠・監理支援機関との契約等(詳細は運用要領で確定)
初期費用の目安約60万円/人+滞在管理費2万円/年相場60〜80万円+支援委託費 月1.5〜3万円おおむね50〜100万円+監理費 月3〜5万円
転職・転籍原則不可(4年間同一施設)同一分野内で転職可(引き留めには職場の魅力が必要)育成就労は条件付きで転籍可(同一業務区分・1〜2年経過等)
国家資格への道制度自体が国試合格を目標(受験配慮・無料の対策支援あり)実務経験3年+実務者研修で受験可→合格すれば在留資格「介護」へ育成就労3年→特定技能1号→実務経験を積んで受験へ

出典:JICWELS・厚生労働省・出入国在留管理庁の公表資料をもとに作成(2026年7月時点)。費用相場は業界複数社の公開料金にもとづく目安。

特定技能・育成就労それぞれの制度詳細は、特定技能制度の完全ガイド育成就労→特定技能のキャリアパス設計をご覧ください。また、介護分野で特定技能を使う場合は在留申請の「前」に介護分野の特定技能協議会への入会が必須になった点(2024年6月15日施行の見直し)に注意が必要です。詳しくは介護の特定技能協議会 加入ガイドで解説しています。

EPAと特定技能、自施設ならどちらが現実的か——30分で整理できます

施設の有資格者比率・欲しい人数・採用時期をお聞きして、EPA・特定技能・育成就労のどれが合うかを無料で診断します。インドネシア人材専門・登録支援機関(24登-007405)。

💬 30分無料相談で自施設の最適ルートを聞く

EPAが向く施設・向かない施設|多くの事業者の現実解は「特定技能→介護福祉士」

ここまでの一次情報を踏まえると、EPAと特定技能の使い分けは次のように整理できます。

EPAが向いている施設 特定技能を軸にすべき施設
✅ 常勤介護職員の4割以上が介護福祉士
✅ 研修責任者(経験5年以上の介護福祉士)を置ける
✅ 就労開始まで約1年9か月待てる(中長期の育成投資)
✅ 2〜5名をまとめて受け入れ、毎年継続する計画がある
✅ 国家試験対策に業務時間内の学習支援を組み込める
✅ 1年以内に人手を確保したい
✅ 介護福祉士4割の要件を満たせない
✅ まず1〜2名から小さく始めたい
✅ グループホーム等、EPAの対象になりにくい事業形態
✅ 採用時期を自社の欠員状況に合わせたい(通年採用)

実際、特定技能「介護」の在留者は約6.8万人(2025年12月末時点・出入国在留管理庁)と、EPAの累計8,809名(18年分)を1年あたりで大きく上回る規模で増えています。「EPAだから優秀・特定技能だから不安」という区分はすでに実態に合いません。特定技能でも、面接設計と受け入れ体制次第で、EPA候補者と同じように国家資格を目指す意欲の高い人材を採用できます(面接での見極め方は介護の外国人受け入れ完全マニュアル参照)。

そこで私たちが推奨しているのが、「特定技能で採用→働きながら実務者研修+国家試験対策→介護福祉士合格→在留資格『介護』へ変更」という10年設計です。この道筋なら、①採用は通年・数か月で開始でき、②実務経験3年+実務者研修で受験資格が得られ、③合格後は在留期間の更新に上限がない在留資格「介護」で、訪問系サービスを含むフルの介護業務を任せられます。EPAが目指すゴール(介護福祉士の定着雇用)へ、より広い門から到達する設計です。日本語学習の進め方は介護現場の日本語 N4→N3ステップアップ法も参考にしてください。

リウス

リウス

💬 「EPAの枠は取れなかったけど、インドネシアの人材を採用したい」という相談は実は多いんです。特定技能でも、介護福祉士を本気で目指すインドネシア人はたくさんいます。どのルートが合うか迷ったら、30分の無料相談で状況を聞かせてください。私たちインドネシア出身スタッフも一緒に考えます。

EPA最大の送出国インドネシア|18年の実績が示す相性の良さ

EPA介護福祉士候補者の累計3,781名という数字は、インドネシアが「日本の介護現場で18年間、最も多く選ばれ続けてきた国」であることを意味します。2026年度受け入れでも求職者451名と3カ国で最も層が厚く、受け入れ施設側の成約率も94.9%(施設数ベース)と高水準です。国の制度が18年かけて実証してきた「日本の介護とインドネシア人材の相性」は、特定技能での採用でもそのまま活きます。

  • 層の厚さ:特定技能全体でもインドネシアは約8.7万人と国籍別2位(2025年12月末時点・出入国在留管理庁)。若年人口が多く、日本で働きたい介護人材の供給が続く
  • 高齢者への敬意:目上の人を敬う文化が介護の仕事と親和的(文化面の詳細はインドネシア人の文化と仕事観
  • 採用競合の少なさ:ベトナム等と比べ賃金上昇局面でも日本志向が残る(比較はベトナム vs インドネシア徹底比較

メリットだけでなく宗教配慮・コミュニケーション面の注意点も含めた全体像は、インドネシア人採用のメリット・デメリットで公平に整理しています。介護業界全体の人材不足の構造データは介護人材不足の現状と対策をご覧ください。

よくある質問

各項目をタップで開閉できます。回答はすべてJICWELS・厚生労働省・出入国在留管理庁の一次情報にもとづいています(2026年7月時点)。

Q. EPAと特定技能、どちらが早く働き始められますか?
特定技能です。EPAは求人登録(毎年3〜4月頃)から就労開始まで約1年9か月かかるのに対し、特定技能は国内在住の試験合格者なら在留資格変更を経て約2〜4か月、海外からの採用でも6か月程度から就労開始が可能です。急な欠員補充にEPAは使えません。
Q. EPA候補者は1施設で何名まで受け入れられますか?
原則として1カ国につき年間2名以上5名以下です(候補者のメンタルヘルスケアと研修体制確保の観点から)。同国出身のEPA介護福祉士が就労している施設や、前年度から継続受け入れ中の施設などは1名のみの受け入れも認められます。
Q. EPA候補者に訪問介護を任せられますか?
候補者の間はできません(受け入れは入所施設が中心)。介護福祉士の国家資格を取得した後は訪問系サービスにも従事できます。なお特定技能では、2025年4月21日から要件付きで訪問系サービスが解禁されています。
Q. 4年で国家試験に合格できなかったら帰国ですか?
直ちに帰国とは限りません。一定の得点を満たせば滞在を1年延長して再受験できます。また、4年間の就労・研修に適切に従事した候補者は、特定技能1号「介護」へ技能試験・日本語試験免除で移行でき、さらに最長5年間働きながら再挑戦できます。帰国した場合も短期滞在で再来日して受験することが可能です。
Q. EPA候補者の給与はいくらに設定すべきですか?
「日本人が同等の職務に従事する場合と同等額以上」が告示上の義務です。求人申請時に就業規則・賃金規程・俸給表・日本人職員の賃金台帳の写しによる書面確認があり、確認できない場合は過去の受け入れ実績にかかわらず要件を満たさないと判断されます。マッチングは候補者の希望順位にも左右されるため、水準の低い求人は成立しにくくなります。
Q. EPA候補者の家族は日本に呼べますか?
候補者の間は家族帯同不可です。介護福祉士の国家資格を取得してEPA介護福祉士になると、配偶者・子の帯同が可能になり、在留期間の更新回数にも制限がなくなります。「合格すれば家族と暮らせる」ことは本人の学習動機にも直結します。
Q. 特定技能で採用する場合も協議会への加入が必要ですか?
必要です。介護分野で特定技能外国人を受け入れる事業者は、在留諸申請を行う「前」に介護分野の特定技能協議会へ入会しなければなりません(2024年6月15日施行の見直しで、入会証明書が在留申請の添付書類になりました)。EPAはJICWELSの一元管理のためこの協議会加入は不要です。

EPAの枠を待つ間に、採用の選択肢を整理しませんか

ジンザイネシアはインドネシア人材専門の登録支援機関(24登-007405)です。EPA・特定技能・育成就労のどれが自施設に合うか、費用と時期の試算まで無料でご案内します。介護×インドネシア採用の実務資料もあわせてご活用ください。

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公式情報源リスト(ブックマーク推奨)

情報源 確認できる内容
JICWELS|EPA介護福祉士候補者 受入れについて受入要件・費用・スケジュール・求人登録申請(毎年更新)
JICWELS|EPA制度の概要制度全体像・受入れの手引き・パンフレット
厚生労働省|EPA候補者の受入れ制度趣旨・枠組み・雇用管理の留意点
厚生労働省|第38回介護福祉士国家試験合格発表国家試験の合格者数・合格率(EPA候補者含む)
厚生労働省|EPA候補者の特定技能1号への移行試験免除での特定技能移行の要件
出入国在留管理庁在留資格・特定技能の統計・制度改正情報

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西澤 志門

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西澤 志門

株式会社ジンザイネシア取締役。特定技能・育成就労の制度実務と、インドネシア人材の採用・教育・定着支援を専門とする。 登録支援機関として介護・外食・宿泊分野を中心に50社以上を支援。 一般社団法人Nocoders Japan協会理事として、AI・DXによる業務改革も推進。 本コラムでは、受入企業が「本当に知りたい」制度の実務と現場のリアルを発信します。


吉田 卓司

この記事を監修した人

吉田 卓司

株式会社ジンザイネシア代表取締役。 2000年にオイシックス・ラ・大地(東証プライム市場・3182)を共同創業し、2007年に五反田電子商事(現GDX)を創業。2012年にシンガポールへ移住し、2015年にはインドネシアでBeautynesiaを創業のうえ現地財閥法人へ売却。 10年以上のインドネシア在住経験と、日本インドネシア国交55周年の大相撲巡業主催(2013年・1万人以上集客)など現地での実績を基盤に、2023年に株式会社ジンザイネシアを創業。 本コラムでは、特定技能・育成就労に関する制度実務とインドネシア人材の採用・教育・定着支援の知見を、登録支援機関の立場から監修します。

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