インドネシア人を採用するメリット・デメリット完全解説
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インドネシア人を採用するメリット・デメリット完全解説

結論|インドネシア人材が「いま選ばれる5つの理由」

人手不足が深刻化するなか、外国人採用を本格検討する経営者・採用責任者が増えています。「ベトナム・フィリピン・ネパール…結局どの国の人材を選ぶべきか」という比較検討で、いまインドネシア人材が急浮上しています。実際、特定技能で働くインドネシア人は国籍別で第2位・全体の約22%まで伸び、その比率は年々上がり続けています。

▼ この記事の結論

インドネシア人材は 「母集団の大きさ・若さ・親日・勤勉さ・ムスリム対応のしやすさ」 の5点で、いま最も合理的な選択肢のひとつです。

特定技能での順位
第2位
約8.7万人・全体の22.3%
人口(世界4位)
約2.8億
年齢中央値 約30歳

本記事では、インドネシア人材のメリットだけでなくデメリットも正直に開示し、採用できる在留資格の使い分け、EPA(経済連携協定)という独自ルート、円安下での人材獲得競争、ベトナム・フィリピン・ネパールとの比較、6業種別の相性、ムスリム対応の実務、送り出しの仕組みまで完全公開します。意思決定の判断材料として、ぜひ最後までご確認ください。

🎬 まず動画で全体像(約6分)|なぜインドネシア人材か

インドネシア人材専門の登録支援機関ジンザイネシア(登録番号 24登-011066)がやさしく解説します。

インドネシアという国の基礎知識

まずは前提となる「インドネシアという国の全体像」を、公式データで押さえます。経営者が知っておくべき5つの数字です。

項目 インドネシア 日本(参考)
人口約2.8億人(世界第4位)約1.2億人
年齢中央値約30歳約49歳
生産年齢人口(15〜64歳)約68〜71%(人口ボーナス期は2040年頃まで)約59%
名目GDP世界16〜17位圏(G20の一員)・成長率 例年5%前後世界4位
宗教イスラム教 約87%(世界最大のムスリム人口国)

ポイントは「若さ」と「人口ボーナス」です。日本より年齢中央値が約19歳も若く、働き盛りの人材プールが圧倒的に厚い国です。経済成長で所得は上がりつつありますが、日本との賃金差は依然大きく、日本での就業に経済合理性が残っています。約1万7千の島々・約1,300民族からなる多様性国家でもあります。

📌 公式情報源外務省 インドネシア基礎データ/World Bank・IMF・インドネシア中央統計庁(BPS)。数値は2023〜2025年時点の各機関公表値(出典により順位・比率に幅があるため目安)。

インドネシア人を採用できる4つの在留資格ルート

「インドネシア人を採用する」と一口に言っても、使う在留資格によって、要件も期間も家族帯同の可否もまったく異なります。自社に合うルートを最初に見極めることが失敗しないコツです。主な4ルートを整理します。

ルート 主な要件 在留期間 家族帯同 向く採用
特定技能1号学歴不問・技能試験+日本語(N4/JFT-Basic A2相当)通算上限5年不可現場の即戦力(介護・外食・製造ほか)
特定技能2号2号評価試験+日本語(N3相当)等・熟練技能更新制(上限なし)長期・幹部候補
育成就労(2027年4月〜)未経験可・日本語A1相当以上・MOC締結国からのみ原則3年不可未経験を3年で育て特定技能へ
技術・人文知識・国際業務(技人国)大卒 or 実務10年・試験なし・報酬は日本人と同等以上更新制通訳・管理・技術など専門職(単純労働は不可)
EPA介護・看護二国間協定の特例枠・国家資格取得が目的(後述)介護4年/看護3年(尼は改正EPAで5年)介護福祉士・看護師を目指す人材

重要な書き分けがあります。特定技能ではインドネシアは国籍別2位(全体の約22%)と存在感が大きい一方、すべての在留資格を合わせた在留者総数ではインドネシアは6位(約23万人・2025年6月末)です。留学・永住・技人国などで中国・韓国・ブラジルが厚いためで、「就労・現場人材ではインドネシアが上位」という理解が正確です。

リウス

リウス(インドネシア出身・ジンザイネシア)

💡 かんたんに言うと、「今すぐ現場で働いてほしい」なら特定技能「未経験を自社で育てたい」なら育成就労(2027年〜)「大卒の通訳や管理をお願いしたい」なら技人国です。多くの中小企業ではまず特定技能が入り口になります。迷ったら業種と「即戦力か育成か」で考えると選びやすいです。

インドネシア人を採用する5つのメリット【最新データで証明】

抽象的な「親日」「勤勉」ではなく、最新の公式データで裏づけます。

メリット① 母集団が大きく、いま急伸中(特定技能で国籍別2位)

特定技能で働く外国人(総数約39万人)のうち、インドネシアは約8.7万人=国籍別2位・全体の22.3%(2025年12月末)。しかもその比率は 2023年末16.4% → 2024年末18.8% → 2025年12月末22.3% と上がり続けており、1位ベトナム(42.1%)が縮小傾向にあるなか「本命」に近づいています。母集団が厚く伸びている=採りやすく、選択肢が広いという実利です。

メリット② 定着しやすい国民性(介護分野の離職率は低め)

「和を尊重・上下関係を重視」する文化が日本の職場と親和性が高く、定着に表れます。特定技能全分野の自己都合離職率は約16.1%(制度施行〜2022年11月の暫定値)ですが、介護分野は10.6%と低め。当社(ジンザイネシア)の支援実績では離職率5.6%(自社実績・2026年6月時点)で運用できています。

メリット③ 日本語の習得が早い(ローマ字圏)

インドネシア語はローマ字表記のため、アルファベットに慣れており、発音(母音・子音)も日本語と共通点が多い言語です。ひらがな・カタカナ学習に入りやすく、日本語学習に前向きな人が多いのも特徴です。

メリット④ 特定技能2号・国家資格への移行で長期戦力化

介護福祉士の合格実績や特定技能2号への移行実績が豊富で、3〜5年で戦力化し、その後も長く働いてもらう設計がしやすい国籍です。雇用年数で割れば、初期費用は十分に回収できます(→育成就労から特定技能へのキャリアパス設計)。

メリット⑤ 親日・対日就業意欲が高い

外務省の令和7年度(2025年)海外対日世論調査では、ASEAN全体で対日信頼度94%(過去最高水準)、対日関係「友好的」93%。インドネシアはASEANのなかでも有数の親日国として知られ、日本で働くこと自体への前向きさが、採用のしやすさ・定着の土台になっています。

📌 公式情報源出入国在留管理庁 特定技能在留外国人数の公表(2025年12月末)/外務省 令和7年度 海外対日世論調査(ASEAN全体値)。離職率は施行〜2022年11月の暫定値(有識者会議参考資料)で、継続的な公式統計は限定的です。

EPA介護・看護という、インドネシアだけの強み

他国にないインドネシア独自の背景がEPA(経済連携協定)です。日インドネシアEPAは2008年7月に発効し、同年から看護師・介護福祉士の候補者受け入れが始まりました。EPAで候補者を送り出せる国はインドネシア・フィリピン・ベトナムの3か国のみで、インドネシアはその最初の対象国です。

EPA(インドネシア) 内容(2025年時点)
介護福祉士候補者 累計3,781人
看護師候補者 累計784人
受入調整機関公益社団法人 国際厚生事業団(JICWELS)=日本で唯一
目的就労・研修しながら国家資格(介護福祉士・看護師)の取得を目指す特例的枠組み

EPAの本質は「労働力の穴埋め」ではなく「国家資格の取得」です。ここが、人手不足対応の特定技能・技能実習とは根本的に違います。介護福祉士候補者はEPAでの4年間の従事を経て特定技能「介護」へ接続できるルートの一つにもなっています。

※EPAは人数が限定された特例枠で、いまの主軸ルートは特定技能です。ただし「特定技能が始まる前から、20年近くインドネシア人が日本の医療・介護現場を支えてきた」という信頼の蓄積は、他国にはないインドネシアならではの強みです。介護での具体的な導入は 介護施設のための完全ガイド をご覧ください。

📌 公式情報源厚生労働省 EPAに基づく外国人看護師・介護福祉士候補者の受入れJICWELS EPA制度の概要(累計は2008〜2025年度・2025年時点)。

インドネシア人を採用する4つのデメリットと解決策

営業資料には書かれないデメリットも正直に開示します。すべてに解決策があるので、リスクを把握した上で意思決定してください。

デメリット① 採用までのリードタイムが5〜6ヶ月

海外での募集・選考 → 送り出し機関 → 在留資格申請 → 入国まで、5〜6ヶ月かかります。日本人採用の1〜2ヶ月と比べて時間がかかる点はデメリットです。
✅ 解決策:入社希望月から逆算して早めに計画を立て、実務に強い登録支援機関と組めば工程を圧縮できます(→登録支援機関の選び方)。

デメリット② 初期費用が日本人採用より高い

紹介料・在留資格申請費・初期支援費などで、特定技能の初期費用は国内在住者の採用で約30〜60万円/人、海外からの採用で約60〜110万円/人が業界相場です(2026年6月時点)。日本人パートの採用単価(1人あたり概ね5〜10万円)より高めです。

⚠️ 今後の値上げ予定に注意:在留資格の変更・更新手数料は、2025年4月に窓口6,000円(オンライン5,500円)へ改定済み。さらに2026年度以降、3〜4万円規模への引き上げが予定されています(政府方針段階・2026年7月時点)。費用計画は先読みしておくと安心です。

✅ 解決策:初期費用は「コスト」ではなく数年働く戦力への投資。定着率の高さから、5年スパンのROIでは日本人パートより割安になるケースが多いです(→特定技能の費用相場)。

デメリット③ ムスリム対応の理解が必要

国民の約87%がムスリムのため、礼拝・食事・断食月への理解が要ります。ただし実態は現場で対応できる範囲に収まります(詳細はムスリム対応の実務)。
✅ 解決策:礼拝・ハラール食・ラマダンの3点をマニュアル化すれば「特別な手間」ではなく日常運用に落とせます。

デメリット④ コミュニケーションの「作法」の違い

日本語力の個人差に加え、コミュニケーションの取り方に文化的な作法があります。代表的なのが「人前で叱られることに慣れていない」点。人前で強く指摘すると本人は強い恥ずかしさを感じ、関係が一気に悪くなることがあります。また「あうんの呼吸」「察して」といった曖昧な指示は伝わりにくい傾向があります。
✅ 解決策:注意は1対1で・具体的に。指示は「何を・いつまでに・どの手順で」を明確に。良い点はしっかり言葉で承認する。これだけで定着とパフォーマンスは大きく変わります(→定着する人・辞める人の見分け方)。

リウス

リウス

⚠️ 私たちインドネシア人は、注意されること自体は嫌いではありません。ただ「みんなの前で」叱られるのがとても苦手です。同じ内容でも、少し呼んで1対1で「ここをこう直そう」と言ってもらえると、素直に受け止められて、むしろやる気が上がります。ちょっとした伝え方の違いです。
📊 業界相場ソース:初期費用・手数料は、複数の登録支援機関・協同組合・行政書士事務所の公開料金および 出入国在留管理庁 の公表情報にもとづく整理(2026年6月時点・下限〜上限の幅で表示)。

💰 初期費用は助成金で圧縮できます:外国人雇用に使える助成金を活用すれば、採用コストの一部を軽減できます。使える制度・金額・申請の流れは 外国人雇用の助成金・補助金 完全ガイド をご覧ください。

円安と人材獲得競争|なぜ「いま」インドネシアなのか

「円安で外国人材が日本を選ばなくなる」とよく言われます。これは半分正しく、半分はインドネシアには当てはまりません。ここが他社記事があまり触れない、意思決定に効く論点です。

円安の影響は国によって「非対称」

円安でドル換算した日本の賃金は過去10年で約4割目減りし、母国送金の価値も下がりました。国内賃金が上がったベトナムでは日本志向が横ばい化しています。一方、インドネシアは国内賃金がまだ低く、日本で働く経済メリットが維持されているため、円安下でも日本行きが伸び続けています。これが「特定技能でインドネシアが2位に急伸した」構造的な理由です。

インドネシア政府が「国策」で送り出しを後押し

インドネシア政府は日本向けの労働者送り出しを国策化しており、「今後5年で25万人」を日本へ送り出す目標を掲げました(2024年)。職業高校(SMK)卒業生を対象にした海外就労支援プログラムも進んでおり、供給余力が非常に大きいのが強みです。

ただし「獲得競争」は激化=早く動く理由

他方で、韓国は受け入れ枠を3年で3倍に拡大し、造船などで日本を上回る待遇を提示。台湾・ドイツ・中東も含めた獲得競争が激しくなっています。高度人材の魅力度ランキングで日本は25位(韓国23位)という調査もあります。「インドネシアは今なら採りやすい。ただし各国が奪い合うので、動くのが遅いほど不利になる」——これが正確な時流認識です。

📌 公式情報源・参考出入国在留管理庁 特定技能在留外国人数(国籍別推移)/日本総合研究所・日本経済新聞等の報道(円安による賃金目減り・韓国EPS拡大・インドネシア政府の送り出し方針。数値は各時点の公表・報道値)。

他国比較|ベトナム・フィリピン・ネパール vs インドネシア

主要な比較対象3か国と最新データで比較します。どの国にも良さがあるので、自社の業界・条件と照らして判断してください。

観点 🇮🇩 インドネシア 🇻🇳 ベトナム 🇵🇭 フィリピン 🇳🇵 ネパール
人口2.8億人1.0億人1.2億人3,000万人
特定技能 在留数
(2025年12月末)
約8.7万人(2位)約16.4万人(1位)約3.6万人(4位)約1.2万人(6位)
日本語習得速い(ローマ字圏)標準速い(英語強い)標準
対日就業志向非常に高い・伸長中横ばい傾向英語圏を優先しがち中東志向
将来の供給安定性★★★ 高い★★ 中★★ 中★ やや不安定
宗教対応ムスリム配慮仏教(負担少)カトリックヒンドゥー

💡 考察:ベトナムは国内賃金の上昇と円安で送り出し意欲が横ばい化。フィリピンは英語圏(米国・中東)を優先しがち。ネパールも中東への送り出しが主流で日本向けは不安定。一方インドネシアは人口規模・若年層・政府の後押しの3点で長期供給が最も安定していると評価できます。

📌 公式情報源:特定技能の国籍別在留数は 出入国在留管理庁(2025年12月末)。人口は各国政府統計・World Bank。

【業種別】インドネシア人材との相性(6業種)

業種ごとに相性は異なります。自社の業種をご確認ください。

業種 相性 ポイント
👴 介護★★★★★「和を尊重」「献身的」な国民性と親和性が非常に高い。介護福祉士の輩出実績も豊富。→介護の完全ガイド
🍱 外食★★★★☆接客の丁寧さ・笑顔と相性◎。ハラール対応店なら本人の負担も少ない。→外食の完全ガイド
🏨 宿泊★★★★★多言語対応と温かいホスピタリティが観光地に最適。ムスリム旅行者対応の知見も活きる。→宿泊の活用ガイド
🏭 食品製造★★★★☆集団作業の規律と勤勉さに適性。ハラール食品製造には特に有利。
🧹 ビルクリーニング★★★★☆丁寧さ・真面目さが評価される分野。試験も比較的取り組みやすい。→ビルクリーニングの採用ガイド
🐟 漁業★★★☆☆海洋国家で漁業経験者が多く、船舶業務に慣れた人材も。地方の担い手に。

ムスリム対応の実務|過剰な心配は不要・3点で十分

経営者が最も不安に感じるのが「イスラム教対応」です。しかし実態は、現場で対応できる範囲に収まります。以下の3点を理解すれば十分運用できます。

項目 実態 現場の対応
① 礼拝(1日5回)1回約5分。休憩時間にまとめて実施可能畳1枚分の静かなスペースを確保するだけ。専用部屋は不要
② ハラール食避けるのは主に豚肉・アルコール(みりん含む)副菜を選べるようにする/自炊環境/弁当持参可のいずれかで十分
③ ラマダン(年1回・約1ヶ月)日中の飲食を控えるが、業務は通常どおり可能休憩シフトの微調整・業務密度の配慮で対応

敬虔さには個人差があります。面接で本人の希望度を確認し、擦り合わせるのが最も実務的です。過剰配慮も過小配慮も不要で、淡々と整えれば「日常運用」に収まります。

送り出しの仕組み|P3MI・IPKOLとインドネシアの特徴

インドネシア人材を海外から採用するときに関わるのが送り出しの仕組みです。ここにはインドネシアならではの特徴があります。

  • P3MI(民間の送り出し機関):インドネシア政府に認定された民間の送り出し機関。求人の紹介・出国前の手続きを担います。
  • IPKOL/SISKOP2MI:インドネシア政府が運営する求人・労働者管理のオンラインシステム。受入企業・求職者が登録して求人をマッチングします。
  • インドネシアの特徴:特定技能ではP3MI(民間送り出し機関)の利用が任意で、政府システム経由で直接採用する方法も認められています(他国は送り出し機関の利用が必須のことが多い)。この柔軟さがコストや進め方に影響します。

注意したいのは「悪質な送り出し機関」の存在です。過大な手数料を労働者に負わせる機関に当たると、来日後に借金返済のプレッシャーから早期離職につながることがあります。手数料の透明性・実績・日本側パートナーとの連携を確認して選ぶことが、定着の第一歩です。渡航費の負担区分なども事前に取り決めておきましょう。

📌 公式情報源出入国在留管理庁 特定技能(インドネシア)(日インドネシア協力覚書=MOC)。送り出し機関の選び方は インドネシア送り出し機関の選び方(一覧・比較)、費用相場は 送り出し機関の費用・手数料相場 で解説しています。

インドネシア人材で成功する企業の3条件

同じインドネシア人材を採用しても、企業によって成果は大きく異なります。成功する企業に共通する3条件を整理します。

条件① 長期視点でキャリアを設計している:介護福祉士・特定技能2号への移行を見据えた支援を社内に用意している企業は、定着率も投資回収率も高水準です。
条件② 仕組み化された支援体制を持つ業者と組む:担当者の力量だけに頼らず、多言語での相談対応や状態の見守りを仕組みで回せる体制ほど、定着が安定します。
条件③ 文化リスペクトと経営合理性のバランス:礼拝スペースや食事配慮は淡々と整え、業務面では他の社員と同等に扱う。過剰でも過小でもないバランス感覚が定着の鍵です。

リウス

\ リウスの現場のひとこと /

リウス|ジンザイネシア(インドネシア出身・登録支援機関 24登-011066)

「外国人材って実際どうなの?本当に大丈夫?定着してくれる?」——初めて検討する会社さんから、いちばん多くいただく不安です。私自身も外国人として日本で働く一人ですが、きちんと面接で見極めて、受け入れる社内の体制さえ整えれば十分に戦力になります。介護の現場では「職場が明るくなった」という声もいただきました。一方で日本語のレベルや文化・宗教の違いは確かにあり、お互いを理解しようとする姿勢があるかどうかで定着率に大きな差が出ます。メリットもデメリットも、結局は「最初の準備」で結果が変わると感じています。

当社(ジンザイネシア)はインドネシア人材に特化し、採用・教育・定着支援を一気通貫でご支援しています。支援実績の離職率は5.6%(自社実績・2026年6月時点)です。

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本記事の内容を持ち歩けるPDFにまとめました。さらに「自社業界での導入相性を診断したい」方には、ジンザイネシアの無料相談もご利用ください。

🎤 導入事例インタビュー(お客様の声)

「挨拶一つで、こんなにも感じることが違う」──北海道の大型観光レストランが語るインドネシア人材受け入れのリアル【株式会社JEROP様】
従業員100名超・外国人材約10名を受け入れる現場責任者が、受け入れの実際・ムスリム配慮・定着の工夫を語ります。

よくある質問

各項目をタップ/クリックすると回答が開きます(回答は一次情報・公的データにもとづきます)。

特定技能で働くインドネシア人は何人いますか?
2025年12月末時点で約8.7万人・国籍別で第2位・全体の22.3%です(特定技能総数 約39万人)。比率は年々上がっており、急増している送り出し国です(出入国在留管理庁)。
インドネシア人材を採用するメリットは?
母集団が大きく急伸中(特定技能2位)、親日的でホスピタリティが高い、日本語習得が早い(ローマ字圏)、来日前の費用負担が比較的軽く定着しやすい、特定技能2号・国家資格への移行で長期戦力化できる、などです。
デメリット・注意点は?
採用まで5〜6ヶ月かかる、初期費用が日本人採用より高い、宗教(礼拝・ハラール)への配慮が要る、コミュニケーションの作法(人前で叱らない・具体的に指示する)への理解が要る点です。いずれも解決策があります。
送り出し機関(P3MI)は必ず通す必要がありますか?
インドネシアの特定技能では、P3MI(民間送り出し機関)の利用は任意で、政府のシステム(IPKOL/SISKOP2MI)を通じて直接採用する方法も認められています。ただし実務では日本側パートナーと組んで進めるのが一般的です。悪質な機関に当たらないよう手数料の透明性を確認しましょう。
渡航費は誰が負担しますか?在留期間は?
渡航費の負担区分は契約で取り決めます(企業負担・折半など)。在留期間は特定技能1号で通算上限5年、2号は更新制で上限なし、育成就労(2027年〜)は原則3年です。
なぜ他国より定着しやすいのですか?
「和を尊重・上下関係を重視」する国民性が日本の職場と親和性が高いこと、来日前の本人負担が比較的軽く過大な借金を抱えにくいことが背景です。介護分野の離職率は10.6%(施行〜2022年11月の暫定値)と全分野平均より低めです。
家族を連れてこられますか?
在留資格で異なります。特定技能1号・育成就労は家族帯同不可、特定技能2号・技人国はです。長期・幹部候補として2号への移行を見据える設計が有効です。
EPAと特定技能は何が違いますか?
EPAは二国間協定に基づく特例枠で、国家資格(介護福祉士・看護師)の取得を目的とし、受入調整はJICWELSが担います。人手不足対応の特定技能・技能実習とは目的が異なります。インドネシアはEPA対象3か国の一つで、2008年からの受入実績があります。

まとめ|「なぜインドネシアか」を押さえ、次の一手へ

本記事で「なぜインドネシア人材を選ぶか」の判断材料が揃いました。母集団の大きさ・若さ・親日・勤勉さ・ムスリム対応のしやすさに加え、EPAの実績や円安下でも伸びる構造まで踏まえると、いまインドネシアは合理的な選択肢です。次は具体的な検討フェーズへ進みましょう。

ステップ やること・関連記事
STEP 1インドネシアを選ぶ理由を理解(本記事)+どの在留資格で採るか整理 → 特定技能制度とは
STEP 2紹介会社・送り出し機関を比較 → インドネシア人材紹介会社の比較・選び方送り出し機関の選び方
STEP 3業者選定の判断軸を確認 → 登録支援機関の選び方(チェックリスト)
STEP 4費用相場を把握 → 特定技能の費用相場

経営判断の出発点
「なぜインドネシアか」を理解した上で、在留資格 → 紹介会社・送り出し機関 → 業者選定 → 費用の順に検討する。この順序を守れば、外国人採用は失敗しにくくなります。

📊 本記事の主な出典(2025〜2026年時点)
出入国在留管理庁 特定技能在留外国人数の公表(国籍別・2025年12月末)
出入国在留管理庁 在留外国人数(令和7年6月末)
厚生労働省 EPA看護師・介護福祉士候補者の受入れJICWELS
外務省 令和7年度 海外対日世論調査外務省 インドネシア基礎データ
出入国在留管理庁 育成就労制度
※数値は各機関の公表時点のもの。制度・費用・手数料は改定されるため、最新の公式情報をご確認ください。
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西澤 志門

この記事を書いた人

西澤 志門

株式会社ジンザイネシア取締役。特定技能・育成就労の制度実務と、インドネシア人材の採用・教育・定着支援を専門とする。 登録支援機関として介護・外食・宿泊分野を中心に50社以上を支援。 一般社団法人Nocoders Japan協会理事として、AI・DXによる業務改革も推進。 本コラムでは、受入企業が「本当に知りたい」制度の実務と現場のリアルを発信します。


吉田 卓司

この記事を監修した人

吉田 卓司

株式会社ジンザイネシア代表取締役。 2000年にオイシックス・ラ・大地(東証プライム市場・3182)を共同創業し、2007年に五反田電子商事(現GDX)を創業。2012年にシンガポールへ移住し、2015年にはインドネシアでBeautynesiaを創業のうえ現地財閥法人へ売却。 10年以上のインドネシア在住経験と、日本インドネシア国交55周年の大相撲巡業主催(2013年・1万人以上集客)など現地での実績を基盤に、2023年に株式会社ジンザイネシアを創業。 本コラムでは、特定技能・育成就労に関する制度実務とインドネシア人材の採用・教育・定着支援の知見を、登録支援機関の立場から監修します。

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