育成就労×物流倉庫の受入ガイド|未経験から3年で戦力化する受け入れ実務【2027年4月〜】
制度・手続き

育成就労×物流倉庫の受入ガイド|未経験から3年で戦力化する受け入れ実務【2027年4月〜】

結論|3行で理解する

育成就労なら、物流倉庫の人材を未経験から3年かけて育成し、その先の特定技能で長期戦力化できます。

物流倉庫は2026年1月23日の閣議決定で育成就労・特定技能の対象に追加され、育成就労での受け入れは2027年4月開始予定です。即戦力を採るのが難しい地方や、自社の現場に合わせて人を育てたい企業にとって、育成就労は有力な選択肢。本記事では、育成就労×物流倉庫の制度・要件・体制・受け入れの流れ・費用・特定技能との使い分けまで、厚生労働省・出入国在留管理庁・国土交通省の一次情報をもとに解説します。

育成就労×物流倉庫とは(いつから・受入見込)

育成就労は、2027年4月に技能実習に代わって始まる制度で、「特定技能の水準まで人材を育てる」ことを前提に未経験者を受け入れます。物流倉庫は2026年1月23日の閣議決定で対象分野に加わり、育成就労での受け入れも2027年4月開始予定です。

項目内容(2026年6月時点)
対象への追加2026年1月23日 閣議決定(物流倉庫・リネンサプライ・資源循環)
受け入れ開始2027年4月予定(運用要領・試験は2026年度中に公表見込み)
育成就労の受入見込数物流倉庫で約6,900人(2027年度から2年間)
所管省庁国土交通省

物流倉庫は、育成就労の対象となるおおむね17分野の一つです。制度全体の枠組みは育成就労制度の完全ガイド、特定技能との違いは育成就労と特定技能の違いで詳しく解説しています。物流倉庫での受け入れ全体像(対象業務・事業者・費用)は物流倉庫の外国人材 採用完全ガイド、特定技能ルートの手続きは特定技能「物流倉庫」の受入手続きをご覧ください。

⚠️ 試験・日本語・受入要件の詳細は2026年度中に公表予定です。本記事は閣議決定・公表情報にもとづく見通しを含みます。最終的な要件は公式の運用要領でご確認ください。
📌 公式情報源:厚生労働省「育成就労制度の概要」出入国在留管理庁(2026年6月時点)

育成就労で受け入れるメリット

即戦力を採る特定技能に対し、育成就労は「自社で育てる」制度です。物流倉庫の現場では次のメリットがあります。

未経験から自社流に育成:倉庫のレイアウト・WMS・品質基準・安全ルールを、最初から自社のやり方で教え込める
長期戦力化を前提にできる:3年の育成後に特定技能へ移行し、通算で長く活躍してもらう設計が描ける
採用難の地方でも担い手を確保:国内採用が難しいエリアでも、計画的に人材を確保できる
計画的な人員確保:繁忙期・出荷増を見据え、いつ・何人を受け入れるかを中期で計画できる

特にインドネシアは、人口約2.8億人・平均年齢約30歳と若く、勤勉で日本語学習意欲が高い人材層が厚い国です。チームでの協調を重んじる気質は、正確さと連携が求められる倉庫業務と相性が良く、未経験からの育成にも向いています。

技能実習から何が変わるか

育成就労は、これまでの技能実習に代わる制度です。物流倉庫で受け入れる際、技能実習と比べて次の点が変わります。「人材確保と育成」を正面から目的に掲げ、特定技能へつなぐ設計になっているのが最大の違いです。

観点技能実習(旧)育成就労(新)
目的国際貢献(技能移転)人材の確保と育成
特定技能への接続制度上は別建て移行を前提に設計
転籍原則不可条件付きで可能
監理監理団体監理支援機関(体制を厳格化)

転籍が条件付きで認められるようになったことは、受け入れ企業にとって「待遇とキャリアで選ばれ続ける職場づくり」の重要性が増すことを意味します。物流倉庫でも、賃金・育成・生活支援の設計が定着を左右します。

対象業務(どの作業を任せられるか)

物流倉庫分野で従事できるのは、倉庫内の入出庫・保管とそれに付随する一連の作業です。育成就労では、これらを段階的に教えながら習熟度を上げていきます。

区分主な作業
入庫・保管入荷・検品・仕分け・棚入れ・在庫管理
出庫・出荷ピッキング・検品・梱包・ラベル貼付
流通加工・付随値札付け・セット組み・出荷準備・運搬補助
機械操作フォークリフト等の操作(資格が必要な作業は所定の資格が前提)

一般的な出荷の現場では「端末で出荷指示を受け取る → 棚(ロケーション)へ移動してピッキング → 数量・商品を検品 → 梱包してラベルを貼る → 出荷レーンへ運ぶ」という流れを繰り返します。入荷側は「荷受け → 検品 → 仕分け → 棚入れ → 在庫データ更新」です。どの工程も数量・商品・出荷先の取り違えを防ぐ正確さが要で、手順が明確なため未経験者にも教えやすい業務群です。

育成就労では、手順が定型的なピッキング・梱包・仕分けから始め、習熟に応じて検品・在庫管理・フォークリフト作業へと任せる範囲を広げるのが王道です。最初から複雑な業務を任せず、できる範囲を着実に広げることが、品質と本人の自信につながります。

⚠️ 対象外・任せられない業務
事務作業だけ・清掃だけといった単一の付随業務への専従は不可。配送ドライバー(運転)業務は物流倉庫分野の対象外(自動車運送業など別分野)、小売店舗のバックヤード内のみの作業も原則対象外とされる見込みです。

あわせて、受け入れには入出庫・在庫管理システム(WMS)等の活用が要件とされる見込みで、育成就労での物流倉庫の受入見込数は約6,900人(2027年度から2年間)が上限の目安です。委託(下請け)で作業する場合は、雇用継続に関する共同責任の協議書等が求められる見込みです。

フォークリフト作業の資格に注意

需要の高いフォークリフト作業には、日本の法令にもとづく技能講習の修了が別途必須です。母国の資格は使えず、学科試験は日本語で実施されるため、日常会話ができても専門用語で苦戦することがあります。電動パレットトラック(最大荷重1t未満)等は特別教育で操作できる場合があり、業務設計の選択肢になります。採用時に「フォークリフトを任せたいか」を整理し、必要なら資格取得の計画・費用を準備に織り込みましょう。

📌 公式情報源:国土交通省(物流・倉庫業)(2026年6月時点・対象業務は運用要領で最終確定)

育成就労の基本要件(在留・日本語・転籍)

育成就労で受け入れる人材側の主な条件は次のとおりです。技能実習との大きな違いとして、一定要件下での転籍が認められる点があります。

項目内容
在留期間原則3年(特定技能1号の水準まで育成)
日本語就労開始までにA1相当以上(試験合格、または認定日本語教育機関の就労課程を100時間以上受講)。A1=入門レベル(JLPT N5・JFT-Basic A1 等が目安)
家族帯同不可
転籍一定要件下で本人意向の転籍が可能(条件付き)。同一業務区分・分野ごとの制限期間(1年以上2年以下)経過・一定の技能/日本語水準・民間職業紹介を介さない 等
⚠️ 育成就労の日本語は「N5必須」と単独で断定されることがありますが、正しくはA1相当以上(N5はその目安の一つ)。また転籍は「自由」ではなく条件付きです。要件の詳細は育成就労の受け入れ要件をご確認ください。

受け入れ事業者・体制の要件

育成就労では、受け入れ企業(育成就労実施者)を支える監理支援機関の体制が、技能実習の監理団体より厳格化されます。物流倉庫の対象事業者の条件とあわせて押さえましょう。

対象主な要件
受け入れ事業者倉庫業法の登録業者、または委託を受け倉庫内作業を行う事業者・倉庫業務を行う運送事業者。直接雇用が基本(派遣は不可とされる見込み)
監理支援機関常勤の役職員2人以上/1人あたり受入機関8者未満・育成就労外国人40人未満外部監査人の設置/財政基盤 等
協議会分野別協議会への加入が必要となる見込み
育成・支援育成計画にもとづくOJT、日本語学習・生活支援、安全衛生教育
⚠️ よくある混同:育成就労の監理支援機関は「1人あたり40人未満/8者未満」。特定技能の登録支援機関の「1人あたり50名・10社」とは数字が異なります。業者選びの際は、自社の人材が安定したサポートを受けられる体制か(担当者あたり何名で運用するか)を必ず確認しましょう。

監理支援機関は、受け入れ企業の育成・支援が適正に行われているかを監理するとともに、育成計画の作成支援・行政手続き・外国人材の相談対応などを支援します。技能実習の監理団体より役割が広く、体制要件も厳格化されています。だからこそ、名目上の要件だけでなく「実際に担当者が何名を見るか」「物流倉庫の現場を理解しているか」「トラブル時にすぐ動くか」を見極めることが重要です。

支援・監理のパートナー選びは定着率に直結します。選定の判断軸は登録支援機関・支援機関の選び方もご参照ください。

📌 公式情報源:厚生労働省「育成就労制度の概要」(2026年6月時点)

育成就労→特定技能への移行と長期雇用

育成就労の3年間は、特定技能へ移行するための「育成期間」です。3年の就労を通じて技能と日本語を高め、特定技能1号へつなげば、通算でさらに長く活躍してもらえます。

移行の要件内容
技能試験物流倉庫分野の特定技能1号 技能評価試験に合格
日本語試験JLPT N4またはJFT-Basic(A2相当)に合格

育成就労(原則3年)→特定技能1号(通算5年)と積み上げれば、最大8年の雇用に。さらにその先の長期雇用も見据えられます。10年規模の育成・定着の設計は育成就労から特定技能へのキャリアパス設計で詳しく解説しています。

移行を確実にするコツは、試験対策を「3年目に詰め込む」のではなく1年目から日々の業務に学習を織り込むことです。倉庫の作業手順をそのまま日本語学習の教材にしたり、業務で使う数量・ロケーション・出荷先の言い回しを覚えてもらうと、現場の即戦力化と試験対策が同時に進みます。会社が学習時間を勤務に組み込み、受験料を補助するなどの後押しがあるほど、移行の取りこぼし(=在留の途切れ)を防げます。

受け入れまでの逆算スケジュール

育成就労での受け入れ開始は2027年4月。在留資格の手続きや送り出し国での準備(日本語学習・健康診断等)に時間がかかるため、逆算で着手します。

〜2026年央
方針・体制
2026年度後半
準備・選定
2027年1〜3月
選考・申請
2027年4月〜
受入・育成

← 受け入れ開始2027年4月から逆算して着手 →

時期やることねらい・ポイント
今すぐ〜
2026年央
①育成就労での受け入れ方針を決定
②監理支援機関・送り出し機関の情報収集
③育成計画・体制づくりの検討開始
公表前の今こそ、信頼できるパートナーを早めに確保
2026年度後半④監理支援機関の選定・契約
⑤協議会加入準備・育成計画の作成
⑥安全・OJT・生活支援の体制整備
運用要領の公表に合わせて具体化
2027年1〜3月⑦現地での募集・選考
⑧在留資格の申請(審査に数か月)
⑨送り出し国での日本語・事前準備
4月受け入れから逆算。手続き期間を必ず見込む
2027年4月〜⑩受け入れ・育成開始(OJT)
⑪育成計画にそって特定技能移行へ
3年後の特定技能移行を見据えて育成
逆算のコツ:育成就労は送り出し国での準備(日本語学習・健康診断・手続き)も加わるため、特定技能より前倒しの着手が安全です。「2027年4月受け入れ」を狙うなら、2026年内に方針とパートナーを固めるのが目安。下記の受け入れ準備シートに自社の期限を書き込めます。

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費用の考え方

育成就労の主な費用は、①送り出し機関の手数料 ②入国前後の講習・日本語学習 ③在留手続き ④監理支援機関への監理費(月額)⑤住居整備・生活支援 ⑥渡航費などです。金額は送り出し国・地域・体制で幅があるため、最新の業界相場と一次情報をセットで確認するのが安全です。下表は、技能実習・特定技能の受け入れ相場をもとにした1人あたりの概算の目安です(物流倉庫固有の試験費・協議会費は運用要領の公表後に確定します)。

費用項目タイミング概算の目安(1人)
送り出し機関手数料・入国前後の講習・健康診断初期初期費用に内包
在留資格の手数料(官費・国へ納付)初期認定証明書交付=無料/変更・更新=各6,000円(2025年4月〜・オンライン5,500円)
在留資格申請を行政書士へ委託する場合(任意)初期認定・変更 約8〜20万円/更新 約6〜10万円(監理支援機関等が対応する場合は別途不要のことも)
渡航費(航空券 等)初期約5〜15万円
住居の整備(寮の初期費用 等)初期約30〜35万円〜
初期費用 合計の目安初期おおむね50〜100万円(住居整備等を含めると100〜120万円規模になることも)
監理支援機関への監理費月額約3〜5万円/人・月
住居家賃・生活支援月額自社方針による(一部本人負担とする例も)
⚠️ 在留資格申請そのものの手数料(官費)は無料〜6,000円で、高額なのは行政書士へ書類作成・取次を委託する場合の任意費用です。なお在留資格の更新・変更手数料は2026年度以降に3〜4万円へ引き上げが予定されているため、最新の手数料を確認してください。

特定技能へ移行した後は、監理費に代わり登録支援機関への支援委託費が月1.5〜3万円(平均約2.8万円)程度になるのが一般的です(自社支援なら委託費は不要)。賃金は最低賃金以上かつ日本人と同等以上が前提で、地域の相場をふまえて設定します。

📊 業界相場ソース:出入国在留管理庁(支援委託費の調査・平均約28,386円)出入国在留管理庁 手数料改定(2025年4月〜)外国人技能実習機構(監理費)/技能実習・特定技能 受入費用の業界各社公開情報(2026年6月時点)。物流倉庫固有の試験費・協議会費は今後の運用要領で確定。金額は送り出し国・地域・体制で変動します。

ポイントは、費用を「コスト」でなく長期戦力への投資として、雇用年数で割って考えること。育成就労(3年)→特定技能(5年)と積み上げれば、1人あたりの年あたりコストは下がり、熟練度は上がっていきます。費用設計と長期雇用の考え方はキャリアパス設計もご参照ください。

なお、外国人材の受け入れ・育成・定着に関しては、国や自治体の助成・支援制度を活用できる場合があります。対象や金額・条件は制度や年度によって変わるため、最新の公募要領を確認し、自社が対象になるかを個別に確認することをおすすめします。

📊 費用の具体額は分野の運用要領・業界相場の公表後に確定します。現時点(2026年6月)では確定額の断定を避け、相場が固まり次第アップデートします。

受け入れ後の定着・育成のコツ

育成就労は「育てる」制度です。3年で特定技能の水準まで引き上げ、長く活躍してもらうために、次の取り組みが効果的です。

段階的なOJT設計:ピッキング・梱包 → 検品・在庫管理 → フォークリフト → 新人指導、と任せる範囲を計画的に広げる
やさしい日本語と安全教育:手順書・指示をやさしい日本語・ピクトグラム・端末表示で。荷役・フォークリフトの危険予知を母国語併用で徹底
特定技能移行の前倒し準備:技能試験・日本語(N4)の対策を1年目から日々の業務に織り込む
生活・相談の支援:住居・交通・行政手続き・健康を支え、困りごとを早期に拾える相談体制を整える

とりわけインドネシア人材は学習意欲が高く、段階的な育成と相談しやすい環境のもとで戦力として定着しやすい傾向があります。日本語レベルの目安は外国人材の日本語レベル(N4・N3で何ができる)も参考になります。長期の育成計画はキャリアパス設計をご覧ください。

よくある失敗・注意点

✕ 安全教育を後回しにする:倉庫は荷役・フォークリフト・高所作業の労災リスクが高い。母国語・図解を併用し、入職初期に徹底する

✕ 育成計画が形だけ:何を・いつまでに・誰が教えるかが曖昧だと習熟が進まない。段階的なOJT計画を用意する

✕ 監理支援機関の体制を確認しない:担当者1人で多人数を抱える機関はサポートが手薄に。40人未満/8者未満の体制と相談対応を確認する

✕ 移行準備を3年目に詰め込む:特定技能移行の試験対策は1年目から日々の業務に織り込む

✕ 「採って終わり」にする:育成就労は育てる制度。育成計画・面談・処遇改善をセットで回さないと、せっかくの人材が定着せず、3年・移行の投資が回収できない

よくある質問

育成就労×物流倉庫について、企業から多い質問をまとめました。各項目をタップ/クリックで回答が開きます(回答は2026年6月時点の公表情報・一次情報に基づきます。最終要件は公式の運用要領をご確認ください)。

Q. 育成就労で物流倉庫の人材を雇えるのはいつからですか?
2026年1月23日の閣議決定で対象に追加され、育成就労での受け入れは2027年4月開始が予定されています。受入見込数は物流倉庫で約6,900人(2027年度から2年間)です。試験・運用要領の詳細は2026年度中に公表される見込みです。
Q. 未経験の人材でも受け入れられますか?
はい。育成就労は未経験から育てる制度です。就労開始までに日本語A1相当以上(JLPT N5・JFT-Basic A1等が目安)を満たし、入職後にOJTと日本語学習で習熟を高めます。3年かけて特定技能の水準まで育てるのが基本です。
Q. 育成就労の人材は途中で辞めて他社に移れますか?
一定の要件下で本人意向の転籍が可能です(条件付き)。同一業務区分・分野ごとの制限期間(1年以上2年以下)の経過・一定の技能と日本語水準・民間職業紹介を介さない、などが要件です。「無条件で自由に転職できる」わけではありませんが、待遇やキャリア・生活支援で「選ばれ続ける職場」づくりが定着の鍵になります。
Q. 特定技能と育成就労、物流倉庫ではどちらがよいですか?
すぐ戦力が欲しいなら試験合格済みの特定技能1号、未経験から自社流に育てて長く雇いたいなら育成就労が向いています。育成就労で育てて特定技能へつなぐ設計が、長期戦力化には効果的です。両制度の違いは関連記事で詳しく解説しています。
Q. 派遣で受け入れることはできますか?
物流倉庫分野は直接雇用が基本で、派遣形態は不可とされる見込みです。最終的な取り扱いは運用要領で確定するため、公式情報をご確認ください。
Q. 技能実習で倉庫の人材を受け入れていました。育成就労に切り替わりますか?
技能実習は2027年4月に育成就労へ移行します。物流倉庫が新たに対象に加わったことで、育成就労での受け入れが可能になります。目的が「人材の確保と育成」に変わり、特定技能への移行を前提に設計されている点が大きな違いです。経過措置や具体的な手続きは公式の運用要領で確認しましょう。
Q. 監理支援機関は何を見て選べばよいですか?
常勤2人以上・1人あたり受入機関8者未満/育成就労外国人40人未満・外部監査人の設置といった体制要件を満たすかに加え、担当者1人あたり実際に何名を担当するか(サポートが手薄にならないか)、物流倉庫の現場に詳しいか、相談対応が丁寧かを確認しましょう。担当人数の上限は特定技能の登録支援機関(1人50名・10社)とは数字が異なる点にも注意です。

まとめ|未経験から育てて、長く活かす

育成就労×物流倉庫は、未経験の人材を3年かけて自社流に育て、その先の特定技能で長期戦力化する制度です。受け入れ開始は2027年4月予定で、送り出し国での日本語学習や各種手続きなどの準備期間も含めると、逆算での早い着手が有利です。日本語はA1相当以上・転籍は条件付き・監理支援機関は40人未満/8者未満の体制——といった要件を正しく押さえ、育成計画と安全・支援体制を整えることが成功の鍵。ジンザイネシアは育成就労・特定技能の両方に対応し、制度選択から監理支援・インドネシア人材のご紹介・定着まで一貫して伴走します。物流倉庫での受け入れを検討し始めた段階でも、「自社は対象事業者に当たるか」「いつ・何から準備すべきか」をその場で具体的に整理できますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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📌 公式情報源(ブックマーク推奨)

情報源内容
厚労省「育成就労制度の概要」在留期間・日本語・監理支援機関
出入国在留管理庁「育成就労Q&A」転籍・移行の要件
出入国在留管理庁「特定技能」分野追加・移行先の制度
国土交通省物流倉庫分野の所管

本記事は2026年6月時点の閣議決定・公表情報にもとづきます。試験・要件等は2026年度中に公表予定の運用要領で確定します。最新は公式でご確認ください。

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西澤 志門

この記事を書いた人

西澤 志門

株式会社ジンザイネシア取締役。特定技能・育成就労の制度実務と、インドネシア人材の採用・教育・定着支援を専門とする。 登録支援機関として介護・外食・宿泊分野を中心に50社以上を支援。 一般社団法人Nocoders Japan協会理事として、AI・DXによる業務改革も推進。 本コラムでは、受入企業が「本当に知りたい」制度の実務と現場のリアルを発信します。


吉田 卓司

この記事を監修した人

吉田 卓司

株式会社ジンザイネシア代表取締役。 2000年にオイシックス・ラ・大地(東証プライム市場・3182)を共同創業し、2007年に五反田電子商事(現GDX)を創業。2012年にシンガポールへ移住し、2015年にはインドネシアでBeautynesiaを創業のうえ現地財閥法人へ売却。 10年以上のインドネシア在住経験と、日本インドネシア国交55周年の大相撲巡業主催(2013年・1万人以上集客)など現地での実績を基盤に、2023年に株式会社ジンザイネシアを創業。 本コラムでは、特定技能・育成就労に関する制度実務とインドネシア人材の採用・教育・定着支援の知見を、登録支援機関の立場から監修します。

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