特定技能の面接 完全ガイド|試験合格者の見極め方と質問25例
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特定技能の面接 完全ガイド|試験合格者の見極め方と質問25例

⚡ 結論|特定技能の面接は「試験に受かっている」を前提に、現場で使えるかを見極める

特定技能の面接で見抜くべきは技能の実地経験・日本語の実運用力・長期就労意向・転職理由の4点|25質問を5軸で採点する

特定技能の外国人材は、分野別の技能試験と日本語試験(JLPT N4/JFT-Basic A2相当)に合格済みで、入国後すぐに現場で働ける「即戦力」として設計された在留資格です。しかし「試験に合格している」ことと「自社の現場で使える」ことは別問題で、ここを面接で見極められるかが採用成否を分けます。本記事では、中小企業の経営者・人事・採用担当者が現地とのオンライン面接でも国内転職組の対面面接でも使える25の質問を「①技能の実地経験/②日本語の実運用力/③志望動機・自社理解/④転職理由・前職/⑤長期就労意向・生活適応・キャリア観」の5カテゴリーに整理し、技能適性・日本語運用・定着意向・協調性・学習意欲の5軸で採点する評価基準を提示します。特定技能1号が同一分野内で転職できる制度を踏まえた「定着を見越した面接」、登録支援機関の同席・通訳活用、評価スコアリングまで、出入国在留管理庁・厚生労働省の一次情報に基づいて整理します。

📑 記事の早見表(アンカーリンク)

本記事は 外国人材の面接 完全ガイド|質問例・評価基準・進め方 の特定技能特化版です。介護施設の面接に絞った内容は 介護施設の外国人面接|現場で必ず聞くべき25の質問と評価基準 を、特定技能・育成就労・技能実習の制度の違いは 育成就労・特定技能・技能実習の違い 完全比較 を併せてご覧ください。

1. 特定技能人材の特徴|「試験合格=即戦力」の正しい理解

特定技能は、人手不足が深刻な分野で「一定の専門性・技能を持ち、即戦力として働ける外国人材」を受け入れるために設けられた在留資格です。技能実習や育成就労が「育てながら働く」制度であるのに対し、特定技能1号は入国時点で一定の技能と日本語力を備えていることが前提になります。だからこそ、面接では「育てられるか」ではなく「すでにある力を自社でどう活かせるか」を見極める視点が必要です。

📌 特定技能1号の人材が「合格しているもの」

  1. 分野別の技能試験。従事する分野(介護・外食・宿泊・建設・飲食料品製造業など)の業務に必要な技能水準を測る試験に合格している。
  2. 日本語試験。JLPT N4以上、またはJFT-Basic(国際交流基金日本語基礎テスト)A2相当以上に合格している。日常生活に支障がない程度の基礎的な日本語力の証明。
  3. (技能実習2号からの移行組は)試験免除。同分野の技能実習2号を良好に修了した人材は、技能・日本語の両試験が免除されて特定技能へ移行できる。

※ 育成就労(2027年4月施行予定)の日本語要件は「就労開始までにA1相当以上」で、特定技能1号のN4/A2相当とは別水準です。両制度の数字を混同しないよう注意してください。

つまり特定技能の応募者は、書類上は「最低限の技能と日本語をクリアした人材」です。ただし試験は「全国共通の最低ライン」を測るもので、自社の現場で求められる具体的な作業や、職場の人間関係に適応できるかまでは保証しません。ここに面接の役割があります。

2. 「試験に合格」と「現場で使える」のギャップをどう見極めるか

特定技能の採用で最も多い失敗は、「試験に合格しているから大丈夫だろう」と面接を簡略化してしまうことです。試験合格はスタートラインに過ぎず、次の3つのギャップは試験では測れません。面接で意識的に確認します。

ギャップ 試験で測れること 面接で確認すべきこと
技能の実地経験 分野の基礎知識・最低限の作業手順を理解している 実際に何年・どんな現場で・どの作業をしてきたか。自社の設備・手順に対応できるか
日本語の実運用力 N4/A2相当の読み書き・聞き取りの基礎 現場の指示を即座に理解し、報告・確認・聞き返しができるか(運用の速さ)
定着・協調性 (測れない) 長く働く意志、チームになじむ姿勢、生活面の安定、転職理由の納得感

特に「日本語の運用力」は要注意です。N4合格=筆記試験のレベルであり、実際の現場では「指示を聞いてすぐ動けるか」「分からないときに聞き返せるか」という会話の即応性が問われます。面接では、ロールプレイ(後述Q9)で実運用を必ず確認してください。試験の点数ではなく、面接でのやり取りそのものが最良の判断材料です。

3. 特定技能面接の評価基準|5つの採点軸

「なんとなく良さそう」で判断すると評価がぶれ、採用後のミスマッチにつながります。次の5つの軸を各5点満点(合計25点)で採点し、複数の面接官で点数をすり合わせる方法が有効です。特定技能特有の「即戦力性」と「定着性」の両方を可視化できます。

評価軸 見るポイント 高評価のサイン
技能適性 実地経験と自社業務とのマッチ度 前職の作業内容を具体的に説明でき、自社設備にも応用できそう
日本語運用 指示理解・報告・聞き返しの即応性 分からない言葉を素直に聞き返し、要点を整理して話せる
定着意向 長期就労の意志と生活面の安定 「この会社・地域で長く働きたい」理由を具体的に語れる
協調性 チームになじむ姿勢・対人対応 トラブル時に相談する・周囲に配慮する話ができる
学習意欲 日本語・技能向上・キャリアへの意志 特定技能2号や資格取得など具体的な目標を持っている

📊 特定技能面接 採点の重みづけ目安(合計25点中の配点イメージ)

技能適性5点
日本語運用5点
定着意向5点
協調性5点
学習意欲5点

※ 5軸均等配点が基本。自社の状況に応じて配点を調整(高度な作業が多いなら技能適性・日本語運用を重視、長期戦力を求めるなら定着意向・学習意欲を重視)。

採点後は「合計18点以上=積極採用」「13〜17点=条件付き・追加面接」「12点以下=見送り」のように合否ラインを事前に決めておくと、面接官による判断のばらつきを抑えられます。技能の実地経験がやや浅くても、日本語運用と学習意欲が高ければ入職後の伸びを見込めるため、総合判断します。

4. 質問カテゴリー①|技能の実地経験(Q1〜6)

特定技能の核心である「即戦力性」を確認する最重要カテゴリーです。試験合格はあくまで最低ライン。実際にどんな現場で何年・どの作業をしてきたかを具体的に掘り下げ、自社業務とのマッチ度を測ります。

Q1. これまでどんな仕事を、何年くらい経験してきましたか?

▸ 評価軸:技能適性|▸ 良い回答:職種・期間・担当作業を具体的に説明できる|▸ 要注意:「いろいろ」など曖昧で具体性がない

Q2. 前の職場で、一番得意だった作業は何ですか?

▸ 評価軸:技能適性|▸ 良い回答:具体的な作業名・道具・手順を挙げられる|▸ 要注意:得意な作業を答えられない

Q3. (自社の設備・道具の写真を見せて)これを使ったことはありますか?使い方を説明できますか?

▸ 評価軸:技能適性・日本語運用|▸ 良い回答:使用経験や手順を自分の言葉で説明できる|未経験でも学ぶ姿勢があれば可

Q4. 作業中に失敗やトラブルがあったとき、どう対応しましたか?

▸ 評価軸:技能適性・協調性|▸ 良い回答:「上司に報告して指示を仰いだ」など適切な判断|▸ 要注意:自己判断で隠す・放置する

Q5. 安全のために、作業前に必ず確認することは何ですか?

▸ 評価軸:技能適性|▸ 良い回答:保護具・手順・声かけなど安全意識が具体的|▸ 要注意:安全への意識がうかがえない

Q6. 技能試験の勉強で、特に難しかったところはどこですか?

▸ 評価軸:技能適性・学習意欲|▸ 良い回答:試験内容を理解し、苦手をどう克服したか語れる|▸ 要注意:試験内容をほとんど覚えていない

5. 質問カテゴリー②|日本語の実運用力(Q7〜11)

特定技能1号の日本語要件はJLPT N4/JFT-Basic A2相当です。試験の合格は「基礎力の証明」に過ぎないため、面接では現場を想定した運用力を確認します。特に重要なのは「指示をすぐ理解できるか」「分からないときに聞き返せるか」です。

Q7. 日本語の勉強はどのくらい続けていますか?合格した試験(N4・JFT-Basic等)を教えてください。

▸ 評価軸:日本語運用・学習意欲|▸ 良い回答:合格級を答え、N3など上位への挑戦意欲がある

Q8. 今日はどうやってこの面接の場所(または接続)に来ましたか?(自由会話)

▸ 評価軸:日本語運用|▸ 良い回答:台本のない自由会話で自然に答えられる(運用力の素を確認)

Q9. (ロールプレイ)「この作業を10時までに終わらせてください」と私が言いました。何と返事しますか?

▸ 評価軸:日本語運用・技能適性|▸ 良い回答:「はい、わかりました」と復唱・確認できる|実際に演じてもらい運用を確認

Q10. 指示の言葉が分からなかったとき、どうしますか?

▸ 評価軸:日本語運用・協調性|▸ 良い回答:「もう一度お願いします」と聞き返す・メモを取る|▸ 要注意:分かったふりをする(事故・不良の元)

Q11. 仕事の報告を上司にするとき、どんな順番で話しますか?

▸ 評価軸:日本語運用|▸ 良い回答:要点(いつ・何が・どうなった)を整理して話せる

6. 質問カテゴリー③|志望動機・自社理解(Q12〜15)

「なぜこの仕事か」「なぜ自社か」を確認するカテゴリーです。給与だけが目的の応募者は他社に流れやすいため、仕事内容や自社への理解度を掘り下げ、ミスマッチを防ぎます。

Q12. なぜこの仕事(分野)を選びましたか?

▸ 評価軸:定着意向・学習意欲|▸ 良い回答:仕事内容への興味・将来につながる理由|▸ 要注意:「給料が高いから」のみ

Q13. なぜ日本で働きたいのですか?

▸ 評価軸:定着意向|▸ 良い回答:日本の技術・働き方を学びたい・長く働きたい意志|▸ 要注意:短期で稼いで帰る前提のみ

Q14. 当社についてどんなことを知っていますか?/何が気になりますか?

▸ 評価軸:協調性・定着意向|▸ 良い回答:事前に調べている・質問してくる|▸ 要注意:会社のことを何も知らない・関心が薄い

Q15. 仕事で大切にしたいことは何ですか?

▸ 評価軸:協調性・定着意向|▸ 良い回答:丁寧さ・チームワーク・成長など仕事への価値観が語れる

7. 質問カテゴリー④|転職理由・前職(Q16〜20)

特定技能1号は同一分野内であれば転職が可能です(育成就労の条件付き転籍とは仕組みが異なります)。そのため、国内ですでに働いている特定技能人材が転職してくるケースが増えています。「なぜ前の会社を辞めるのか」を丁寧に確認することは、自社でも同じ理由で早期離職しないかを見極めるうえで欠かせません。前職を一方的に悪く言う応募者には注意が必要です。

Q16. なぜ転職を考えているのですか?(国内転職組)

▸ 評価軸:定着意向・協調性|▸ 良い回答:前向きな理由(技能を深めたい・通勤や生活の事情)|▸ 要注意:不満ばかり・前職を一方的に非難

Q17. 前の会社では、どんなことが大変でしたか?どう乗り越えましたか?

▸ 評価軸:協調性・定着意向|▸ 良い回答:困難を客観的に語り、自分で工夫した話ができる|▸ 要注意:すべて他人・会社のせいにする

Q18. 前の職場で、どんなときにやりがいを感じましたか?

▸ 評価軸:定着意向|▸ 良い回答:仕事の達成感・人間関係などポジティブな経験を語れる

Q19. 在留期限・これまでの就労期間(通算)を教えてください。

▸ 評価軸:定着意向|▸ 良い回答:在留カードと一致し、率直に答える|特定技能1号は通算在留5年の上限がある点も踏まえて確認

Q20. 当社に入ったら、前職の経験をどう活かしたいですか?

▸ 評価軸:技能適性・定着意向|▸ 良い回答:前職の学びを自社で具体的に活かすイメージを語れる

⚠️ 確認ポイント:特定技能1号の転職は「同一分野内」で可能です。異なる分野へ移る場合はその分野の技能試験合格が別途必要になります。また在留資格変更の手続きが伴うため、入社可能時期は登録支援機関・行政書士と確認してください。前職での退職理由・在留状況は、トラブル回避のため在留カードや雇用契約終了の事情と突き合わせて確認しましょう。

8. 質問カテゴリー⑤|長期就労意向・生活適応・キャリア観(Q21〜25)

採用後の定着を左右するカテゴリーです。仕事だけでなく、生活面が安定するか・家族の理解があるか・将来の目標があるかを確認します。インドネシア人材の多くはムスリム(イスラム教徒)のため、礼拝や食事への配慮は「合否を決める質問」ではなく「採用後に会社が準備するための情報共有」として確認します。

Q21. この会社・地域で、何年くらい働きたいと考えていますか?

▸ 評価軸:定着意向|▸ 良い回答:長期就労の希望を具体的に語れる|▸ 要注意:「すぐ次を探す」前提

Q22. 休みの日はどう過ごしたいですか?/日本の生活で楽しみは何ですか?

▸ 評価軸:定着意向・協調性|▸ 良い回答:生活を前向きにイメージできている(孤立リスクの把握にも有効)

Q23. ご家族は日本で働くことに賛成していますか?

▸ 評価軸:定着意向|▸ 良い回答:家族の理解がある|家族の反対は途中帰国リスクのサイン

Q24. お祈り・食事(豚肉・アルコール等)で、配慮してほしいことはありますか?

▸ 評価軸:協調性|▸ 確認意図:休憩時間の礼拝・食事対応など、会社で対応できる範囲を共有する(合否判断には使わない)

Q25. 将来、特定技能2号や資格取得など、目指したい目標はありますか?

▸ 評価軸:学習意欲・定着意向|▸ 良い回答:長期的なキャリア目標を持っている(定着の強いサイン)

⚠️ 注意:宗教・国籍を理由にした採否判断は不適切です。Q24は「合否を決める質問」ではなく「採用後に会社が配慮を準備するための情報共有」と位置づけてください。本人が業務に前向きであれば、配慮は会社側の運用で十分対応できます。

9. オンライン面接(現地・国内転職組)の見極めポイント

特定技能人材の採用は、海外在住者との現地オンライン面接と、すでに日本で働く国内転職組の対面・オンライン面接の2パターンがあります。画面越しでは伝わりにくい情報があるため、次の工夫で見極めの精度を上げます。

場面 オンラインでの見極めの工夫
日本語の運用力 事前に台本を読ませず、その場の自由会話(Q8)とロールプレイ(Q9)で運用力を確認。聞き返し方も観察
技能の実地経験 自社の設備・道具の写真や動画を画面共有し、使えるか・手順を説明できるかを確認(Q3)
人柄・協調性 送出機関・支援機関の通訳に頼りきらず、本人の言葉で答える時間を必ず作る
勤務条件の理解 勤務時間・残業・休日・住居・給与を画面共有で図示し、認識のずれをその場で確認
職場のイメージ 職場の様子を動画で見せ、入社後のギャップを減らす(双方向の見極め)

オンライン面接では通訳の介在で本人の素の人柄が見えにくくなることに注意します。簡単な質問は本人の日本語で直接やり取りし、複雑な内容のみ通訳を使うと、日本語運用・協調性の評価がしやすくなります。なお国内転職組は、すでに日本での就労経験があるため、Q16〜20の転職理由を特に丁寧に確認します。面接は「会社が応募者を選ぶ場」であると同時に「応募者が会社を選ぶ場」でもあります。良い人材ほど他社からも声がかかるため、自社の魅力・支援体制を伝えることも忘れないでください。全業種共通の進め方は 外国人材の面接 完全ガイド も参照してください。

10. 同一分野内転職を踏まえた「定着を見越した面接」

特定技能1号は同一分野内であれば転職が可能な制度です。これは「自社で採用した人材も、より良い条件の会社へ転職できる」ことを意味します。つまり面接の段階から、採用後に「ここで長く働きたい」と思ってもらえる関係づくりを始めることが、定着のカギになります。

📌 定着を見越した面接で伝えるべき3点

  1. 仕事の良い面も大変な面も正直に伝える。残業・繁忙期・夜勤などを隠さず説明し、入社後のギャップによる早期離職を防ぐ。
  2. キャリアの道筋を示す。特定技能2号への移行や資格取得を支援する体制があれば伝える。長く働く意味を感じてもらう。
  3. 生活面のサポートを具体的に伝える。住居・通院・行政手続き・日本語学習などの支援を説明し、安心して働ける環境であることを示す。

特定技能1号は通算で在留期間5年の上限があるため、その先を見据えたキャリア(特定技能2号への移行など)を一緒に描けると、応募者にとって魅力的な職場になります。面接は単なる選別ではなく、定着の出発点だと位置づけてください。制度ごとの違い(特定技能・育成就労・技能実習でどう転職・転籍の仕組みが異なるか)は 育成就労・特定技能・技能実習の違い 完全比較 で整理しています。

⚠️ 制度の違いに注意:特定技能1号の転職は「同一分野内で可能」(手続きは必要)です。一方、育成就労(2027年4月施行予定)の転籍は条件付きで、同一業務区分・転籍制限期間の経過・一定の技能/日本語水準などの要件が定められています。両者は仕組みが異なるため混同しないでください。

11. 登録支援機関の同席・通訳活用

特定技能1号の受入では、受入企業(特定技能所属機関)が外国人への支援計画を実施する義務があります。多くの中小企業はこの支援を登録支援機関に委託しており、面接にも登録支援機関の担当者や通訳が同席するのが一般的です。面接での活用ポイントは次の通りです。

📌 登録支援機関・通訳の活用ポイント

  • 通訳は「全部訳す」のではなく「複雑な部分だけ」。簡単な質問は本人の日本語で直接やり取りし、運用力を見極める。
  • 制度・手続きの説明は支援機関に任せる。在留資格変更・入社時期・支援計画の流れは担当者から正確に説明してもらう。
  • 採用後の支援体制を面接前に確認する。生活相談・日本語学習・緊急時対応などをどう担うかを把握しておく。

なお登録支援機関の体制要件は、2027年4月施行の改正で厳格化されます。具体的には、支援担当者1人あたりの支援対象外国人は50名以下、所属機関は10社以下、常勤職員の配置、過去5年以内に2年以上の生活相談業務経験などが法定の基準になります(これは特定技能の登録支援機関の基準です。育成就労の監理支援機関は1人あたり40人未満・8者未満という別の基準が定められており、数字を混同しないよう注意してください)。読者である受入企業にとって重要なのは、「この支援機関が担当者1人で何名・何社を支援するのか」を業者選定の段階で確認することです。担当者の負担が大きすぎる体制では、採用後の外国人材が安定したサポートを受けられず、定着率に直結します。登録支援機関の選び方は 登録支援機関の選び方|失敗しない15のチェックポイント で詳しく解説しています。

12. 【無料DL】特定技能面接 準備チェック+25質問集+スコアシート

📄 採用担当者がそのまま面接で使える|特定技能面接 実務ツール

特定技能の外国人面接 準備チェック + 25質問集 + 評価スコアシート

A4×4ページの実務ツール。①面接前の準備チェックシート(在留カード・試験合格証・通訳/支援機関手配) ②25の質問集+回答記入欄(5カテゴリー) ③特定技能 評価スコアシート(5軸×5点・合計25点・合否ライン) ④採用判断フロー+幹部共有用1ページサマリー。印刷してそのまま面接でお使いいただけます。

13. まとめ|次のアクション動線

特定技能の面接で見抜くべきは、試験合格という最低ラインの先にある「技能の実地経験・日本語の実運用力・長期就労意向・転職理由」です。本記事の25質問を5つの評価軸(技能適性・日本語運用・定着意向・協調性・学習意欲)で採点し、合否ラインを事前に決めておくことで、面接官による判断のばらつきを抑え、採用後のミスマッチを防げます。オンライン面接では通訳に頼りきらず本人の言葉とロールプレイで運用力を引き出すこと、国内転職組には転職理由を丁寧に確認すること、同一分野内転職が可能な制度を踏まえて「定着を見越した面接」をすることが、長期就労のカギになります。

📌 次の一手(チェックリスト)

  1. 自社の評価軸の重みづけを決める(高度な作業中心なら技能適性・日本語運用を重視)
  2. 25質問から自社に必要な質問を選び、面接シートを作成(下記DL資料P2)
  3. 評価スコアシートで複数面接官の採点をすり合わせる(DL資料P3)
  4. 勤務条件(時間・残業・休日・住居・給与)を書面で具体提示できるよう準備
  5. 登録支援機関の支援体制(担当者1人あたりの人数・社数)を業者選定で確認
  6. 30分無料相談で自社の採用・面接設計を相談

外国人材面接の全業種共通の進め方・評価基準は 外国人材の面接 完全ガイド を、介護施設に特化した面接は 介護施設の外国人面接|現場で必ず聞くべき25の質問と評価基準 を、特定技能・育成就労・技能実習の制度の違いは 育成就労・特定技能・技能実習の違い 完全比較 を、登録支援機関の選び方は 登録支援機関の選び方|失敗しない15のチェックポイント を併せて活用してください。

📚 公式情報源リスト(ブックマーク推奨)

機関 情報内容 URL
出入国在留管理庁 特定技能制度の概要・在留資格・登録支援機関 特定技能制度
国際交流基金 JFT-Basic(A2相当)日本語試験の概要 JFT-Basicとは
日本語能力試験(JLPT) N4のレベル・認定の目安 N1〜N5:認定の目安
厚生労働省 育成就労制度の概要(2027年4月施行予定) 育成就労制度の概要 PDF
出入国在留管理庁 在留資格一覧・在留カードの確認 在留資格一覧

※ 本記事の質問例・評価基準は、当社の外国人材紹介・支援実務で用いている一般的な面接設計に基づく典型パターンです。制度要件・在留資格・試験の最新情報は必ず上記の公式情報源でご確認ください。自社の状況に応じた面接設計は無料相談で個別にご案内します。

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西澤 志門

この記事を書いた人

西澤 志門

株式会社ジンザイネシア取締役。特定技能・育成就労の制度実務と、インドネシア人材の採用・教育・定着支援を専門とする。 登録支援機関として介護・外食・宿泊分野を中心に50社以上を支援。 一般社団法人Nocoders Japan協会理事として、AI・DXによる業務改革も推進。 本コラムでは、受入企業が「本当に知りたい」制度の実務と現場のリアルを発信します。


吉田 卓司

この記事を監修した人

吉田 卓司

株式会社ジンザイネシア代表取締役。 2000年にオイシックス・ラ・大地(東証プライム市場・3182)を共同創業し、2007年に五反田電子商事(現GDX)を創業。2012年にシンガポールへ移住し、2015年にはインドネシアでBeautynesiaを創業のうえ現地財閥法人へ売却。 10年以上のインドネシア在住経験と、日本インドネシア国交55周年の大相撲巡業主催(2013年・1万人以上集客)など現地での実績を基盤に、2023年に株式会社ジンザイネシアを創業。 本コラムでは、特定技能・育成就労に関する制度実務とインドネシア人材の採用・教育・定着支援の知見を、登録支援機関の立場から監修します。

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